特定飛行とは│ドローン関連定義解説

ドローン飛行を始めるうえで必ず知っておかなければいけない用語はいろいろありますが、今回の「特定飛行」もそのひとつになります。特定飛行とはなんなのか、言葉の意味に関しても詳しく見ていこうと思います。

特定飛行とは
1. ４つの空域
2. ６つの飛行方法
飛行の方法を詳しく調べる
まとめ

特定飛行とは

国土交通大臣の許可や承認が必要となる空域及び方法での飛行です。
4つの空域での飛行又は、６つの飛行方法のことです。

４つの空域

・空港等の周辺
・緊急用務空域
・150m以上の上空
・人口集中地区の上空

６つの飛行方法

・夜間飛行
・目視外飛行
・人または物件との距離30m未満
・イベント上空
・危険物の輸送
・物件の投下

飛行の方法を詳しく調べる

空域は場所も明確にわかりやすいし地理院地図などもあるので確認できるのですが、方法に関しては、国土交通省のHPに上にあるようなわかりやすい絵ではどこが境界線なのかわからないところもあるかもしれません。航空法から原文を持ってきました。

一　日出から日没までの間において飛行させること。夜間飛行の禁止
　　　夜間飛行とは、日没から日の出までの飛行だということがわかる。
二　当該無人航空機及びその周囲の状況を目視により常時監視して飛行させること。目視外飛行
　　　機体、周辺状況を直接見ながら飛ばす必要がある。カメラでの操作は目視外飛行になる。
三　当該無人航空機と地上又は水上の人又は物件との間に国土交通省令で定める距離を保つて飛行させること。人又は物件と距離を確保できない飛行
四　祭礼、縁日、展示会その他の多数の者の集合する催しが行われている場所の上空以外の空域において飛行させること。イベント上空の飛行
五　当該無人航空機により爆発性又は易燃性を有する物件その他人に危害を与え、又は他の物件を損傷するおそれがある物件で国土交通省令で定めるものを輸送しないこと。危険物の輸送
六　地上又は水上の人又は物件に危害を与え、又は損傷を及ぼすおそれがないものとして国土交通省令で定める場合を除き、当該無人航空機から物件を投下しないこと。物件の投下

まとめ

特定飛行は、4つの空域又は６つの方法に該当する飛行でした。
夜間飛行の夜間とは日没から日の出までのことであることや、目視外飛行にカメラ映像での飛行は含まれないだとかわかりました。FPVなども目視外飛行になるんですね。
本当の意味を理解していない言葉が多く存在するので質問などにより、詳細をまとめていこうと思います。